JAPANESE CANDLES
September 5, 2021
Made of Plants
石油由来のパラフィンワックスを原料にする西洋キャンドルとは異なり、和ろうそくの主原料は植物ロウ。高澤ろうそくで使われるのは、ハゼ、パーム椰子、菜種、米ぬか、漆など、主に植物の果肉や種子。「自然の恵みを分けてもらう」という日本人の暮らしが反映され、現代人の生活にも寄り添います。
Hikari
和蝋燭には香りはなく、時間を刻む"光"の役割としても、日本人の暮らしの中に使われてきた。 和蝋燭の光を見ていると、空気の流れに揺れ動きながらも中心に戻ろうとする炎の動きが、總持寺での座禅を組んだ際に雑音に揺れ動きながらも無に近づこうとしてる自分と重なった。
Organic Form
有機的なフォルムがモダンなろうそくは、15年前に能登の里山からヒントを得て作られたもの。すべて能登に自生する植物がモチーフ。七尾湾に面した七尾市は、船が着岸しやすかった地形だったため、もともと往来が盛んで、主に九州からろうそくの原料を仕入れていたそう。能登ならではの原料と出会ったろうそくと、今後コラボレーション予定。