SENMAIDA
September 5, 2021
With the sound of waves
山の斜面を利用し、1004枚の水田が海岸へと続く「白米千枚田」(輪島市)。海と地続きなので、田んぼにいながらも、波のさざめきが耳に心地よく響きます。遠く地平線には、夕陽が沈む姿も。Harmony of Nature
長い年月をかけ、人間の叡智と自然との対話で生まれた、能登の里山里海文化。レイチェル・カーソンは遺作『センス・オブ・ワンダー』で、子どもたちに「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいと書いています。今回、出会ったのは、能登の地形や風土を生かした未知なる自然。実際に田植えを行い、田んぼに棲む虫や土と触れることで、より能登への興味が膨らんでいきました。
Satoyama + Satoumi Life
人々の生活・活動の場であると同時に、さまざまな生き物が生息し、その土地ならではの文化が育まれる「里山」。海の恵みを得る一方、海洋生物にとって豊かな環境を保つのが「里海」。能登の里山里海は、2011年、日本初の世界農業遺産に認定されました。How to…
里山里海文化をもっと知りたい!と思ったら、まずはオーナー制度を利用し、マイ田んぼを持つのもおすすめ。年7回の耕作作業を通じ、千枚田の景観の保全や地域活性化に協力できます。詳しくはサイトを。
Live with Nature
能登半島は、雄々しい外洋に面した外浦、穏やかな富山湾に面する内浦、内湾である七尾湾と三方を海に囲まれているため、希少生物が生息するなど、生物の多様性が守られています。人と自然が共生し、日々の暮らしを営んでいます。